プロジェクト導入時の概要
東北地方への拠点となる事務所を建て替えるプロジェクト。
人や物を関東・関西地方よりつなげていく大切な事務所です。
物流の拠点となるべく、1階ピロティ―には駐車場を計画。
壁の無い自由な空間を造り、柔軟な人の配置が出来るようにし、
クライアント様の意志を満足に反映できるように、
構造的な制約の少ない自由な立面を計画しました。
また、南の幹線道路と北側への公園に隣接する立地を生かして、
南北に抜ける大きな水平連続窓を設置しています。
大きく敷地に覆いかぶさる建築計画を補うように、
屋上に陽が降り注ぐルーフバルコニーを計画しています。
今まで長年愛用されてきた事務所を新たに生まれ変わらせる為に、そしてこれからも長い時間愛されていくために、
ル・コルビュジェが提唱した近代建築の五原則を取り込むように企画したプロジェクトです。
人や物をつなげるだけでなく、時間と人の想いも「つながる事務所 Le Bureau」です。
会社創立57周年を迎えるクライアント様には、歴史と意志があります。
「次の世代に意志をつなぐ」切っ掛けとなる新社屋です。
さらに次の世紀を乗り越えられるように、
そして、さらに次の世代に引き継ぎたいと思えるような新社屋であること。
新たに社屋を建設する想いを形にしてまいります。
また、新社屋には、事務所建築としては稀な「外断熱工法」を導入。
外断熱によって、働きやすく、快適で、高耐久、
そして地域に貢献できる建物となるようにと考えました。
新社屋では、職場環境を向上させ、社員の皆様が心一つに再始動出来る新たな場所となるように考えております。
また、外断熱をはじめ、自然と省エネルギー措置となるような仕組みを導入し、
省CO2効果や地球温暖化抑制へ、新社屋を通して社会及び地域貢献することが出来る「乾式外断熱新社屋」です。
『杜』とは、人が大切に手を入れて育んできた自然環境のことをいいます。
「きままな 家」は、まさしく長い年月をかけて大切に育まれました緑豊かな邸宅地です。
コンセプトの「きままな 家」には木に囲まれた家、
「樹間々な 家」という意味でもあります。既存樹木を丁寧に残し、移植し新たな息吹を『杜』に吹き込みます。
日本の四季豊かな自然環境を上手に取り込む仕掛けとプランニング、そして、過度な人工エネルギーを使用しないで生活できる「外断熱住宅」。
陽射しの暖かさ、木陰の涼しさ、土の温もり、風の涼しさを存分に活かすお住まいをご提案致します。
そして三世代が同居する「きままな 家」は、適度な距離感を保ったまま、自然にお互いの気配を感じられる「きままなくらし」を実現。
住まい手が気兼ねなく気ままに暮らすことが出来る家、それが「きままな 家」の形です。
東京の下町に、新たな乾式外断熱住宅が誕生します。
金属の専門家である、オーナー様の強いご要望で、
乾式外断熱工法が採用されました。
100年住宅を目指し、金物はオールステンレス。
また、下町ならではの住宅が密集した建設地でしたので、
路地を流れる風を家に取り込むことを考えました。
1階から4階までつながる階段を煙突のように考え、
上下階の温度差による浮力通風を利用して、階段から
夏は涼しさを、冬にはあたたかさを各部屋に配ります。
本格的な乾式外断熱住宅に下町ならではの環境を取り込み
下町における外断熱プランニングの新しい形を実現します。
日本には四季があります。
そして、「風」、「陽」、「水」、「土」という
豊かな自然があります。
それを大切に育み、手を入れてきた、
金沢文庫の杜に新たな息吹が吹きこまれます。
先代の遺志を継ぎ、次の世代につなげる、
ジャパン・パッシブ・プロジェクト。
日本の豊かな風土を活かす工夫を
ふんだんに取り入れています。
太陽光利用、雨水利用、壁面緑化、
家庭菜園、コンポスト、自然通風、
敷地内緑化。
日本独自のパッシブスタイルを、
ここからスタートします。
外断熱工法により省エネ性が向上することを、
ご存知の方は多いと思います。
その上で、外断熱工法が持つ特徴の一つに、
耐久性の向上があります。
建物を断熱材で包み込むことにより、
雨・風・陽射し・外気温より建物を守ることが出来るのです。
「日本にある建物を生かす!」、
国土交通省はその想いで既存住宅流通活性化事業により、
既存住宅の品質向上と流通活性化を目指す助成をしております。
今回の外断熱改修工事は、この助成事業に採択されたものになります。
まさしく、建物の品質向上に当たる改修工事として、
「外断熱施工」が認められました。
そして改修工事内容は、改修工事履歴としてデータにて記録していきます。
「外断熱工法」による、品質向上が履歴として残され、
耐久性向上の証と、資産向上の証となります。
これからの時代の改修工法として、「外断熱改修工事」をお勧めします。